書評:「週4時間」だけ働く。 「恐怖を原動力としよう」

東京の読書会コラム

いつもありがとうございます。

今回紹介する本は、「週4時間」だけ働く。です。

著者はエンジェル投資家として有名なティモシー・フェリス。彼はTEDでも講演をしています。

 

激務で働くことに精神的に疲れた著者が長期間海外旅行に行っているときに、自分がいなくても仕事が回っていることに気づきます。仕事は自分がいなくても自動化できていたわけです。

この発見から、9時〜5時の仕事とは、違った働き方ができるのではないかと気づいたことが著者の人生を変えるキッカケでした。

週4時間働くNEW RICHになるにはDEALをせよ

本書では、週4時間だけしか働かないNEW RICHになる方法はDEALが必要だと言われています。

DEALとは、頭文字をつなげた言葉であり、それぞれの言葉の意味は以下の通りです。

  • DはDefinition:目的、成功、恐怖を明確にすること
  • EはElimination:やらないことを決めること
  • AはAutomation:自分でやる必要がないものを自動化すること
  • LはLiberation:場所に縛られるのをやめて自由になること

本書では、D→E→A→Lの順番に週4時間働く環境を整える必要があると言われています。

ちなみに、会社勤めをしている場合はA「自動化」することは、上司の目もあり難しいため、DELAの順番で行った方が良いとも書かれていました。

恐怖を明確にして原動力とする

私が本書を読んでいて特に重要だなと思ったところは、恐怖を明確にして原動力とするところです。

最も恐怖を感じていることこそ、今すぐに対処すべきことなのです。

つまり、最も恐怖を感じていることを明確にしなければ、やるべきことが明確になりません。

「悪いことを思うと、思考を現実化してしまう、だから楽観主義の方が良い」と言う人もいますが、著者はそれを否定します。

楽観主義は恐怖を見ていないだけです。

もしも、あなたが事業をやっていたり、収入をあげようと転職活動を頑張っているのにもかからず、何も成果をださないまま1年・2年も経過しているとしたら、それは、恐怖に気づいていないだけなのです。

恐怖を原動力として仕事をする方法は下記の通りです。

  • 恐怖を定義しましょう。あなたが恐怖に感じることは何でしょうか?
  • 恐怖を感じることが起きないように防ぐ方法は何でしょうか?
  • 恐怖になってしまった時に、回復する方法は何でしょうか?
  • 定義した恐怖にならないように、一つ一つ解消していきましょう。

収益性が高いもの以外はやらない

サラリーマンで9時〜5時の仕事をしている場合、効率性を求めたがります。しかし、「働く時間を少なくする」ために、最も重要なことは効果性です。

効率性は、タスクをこなす仕事の速さ、効果性とは、収益性が高いものを意味します。効果性が高いものに注力さえすれば、あなたの収入の大半を作ることが可能なのです。

有名なパレートの法則でも、80:20の話があります。

80%の成果は行動の20%から成立しているということで、残りの80%は20%の成果しか産まないということです。

著者は、パレートの法則と出会い、95%の顧客との連絡をやめたとのことです。

それまで、120を超える顧客がいましたが、わずか5人が収益の95%を確保したと言います。

パレートの法則は仕事に対しても有益でしょう。例えば、今やっている

読書は2時間「すぐに実行できるもの」に集中する

情報量が多くなりすぎると、自分の思考で考えるのをやめてしまいます。

例えば、ニュース・テレビ・新聞・ウェブ・読書なども見続けてしまうと、情報量が多くなり自分の思考をやめてしまうのです。

読書はすぐに実行できることをピックアップして読むようにしましょう。

それ以外のものはエンターテイメントとして楽しむようにし、無駄な情報を取らないようにすると良いです。

個人的に思うことですが、多読家と会うことがあります。

しかし、多くの多読家は、何かしらの行動を起こしているという人は少ないのが現状です。

ただ、読んでいる本の量が多いので、本の受け売りで話している人が多いです。

自分の頭で考える癖をつけるためにも、情報の量を制限し、有益な情報のみを選ぶようにしましょう。

週4時間働くまとめ

週4時間働くには、仕事や働き方に関するあらゆる工夫が詰まっています。

下記、抜粋になります。

  • 90%の仕事は場所で縛らなれないように行うこと
  • 仕事の量は、長い時間をかければかけるほど膨張する
  • いつかやろうは無意味、今日やる
  • 毎日収入が入ってくる仕組みを作る
  • 収入が入ってくる仕組みを自動化する
  • マルチタスクをしてはいけない

以上、書評:「週4時間」だけ働く。 「脱サラできる仕組みを作ろう」を解説しました

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回読んだ本は下記になります。

The 4-Hour Workweek, Expanded and Updated: Expanded and Updated, With Over 100 New Pages of Cutting-...

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「週4時間」だけ働く。

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