「なぜ読書会を開催しているのですか?」
「東京の読書会は何が違うのですか?」
読書会を長年開催していると、開催している理由をよく聞かれます。
東京の読書会を開催している理由、普通の読書会との違いについて解説します。
東京の読書会を開催している理由とは?
東京の読書会を開催している理由は下記の通りです。
- 20代・30代で何かがしたいという野心
- 新しい知識や価値観が重要な時代だから
- 本から学ぶことを習慣化すべきと感じているから
- 本を通して学ぶ場を作りたいから
それぞれの理由について解説します。
20代・30代で何かがしたいという野心
今の20代〜30代は基本的に報われない世代だなと思っています。
- バブル経済は崩壊している
- 日本経済は成長しない
- 税金は上がり続ける
- 格差は広がり続ける
20代・30代の派遣比率を増加する一方です。
つまり、何もしない20代・30代は報われることが少ない世代だと思っています。
読書会を開催することで、20代・30代で学び合う場を作り、少しでも「報われる」ような知識を得られる場が作りたいと思い、読書会を開催しています。
新しい知識や価値観が重要な時代だから
今の20代・30代が50代になるころには多くのことが変化しているでしょう。
- 寿命100年時代に突入する
- 2050年の高齢者割合は40%を超える
- 定年退職という概念がなくなる。早期退職が当たり前になる、45歳から次の仕事を探す必要が出てくる
- 雇用される働き方以外に、自分で稼ぐことが避けられなくなる
いままでの働き方から180度変わる変革期か今後20年で起ころうとしているのです。
残念ながら日本の多くの企業は売り上げがあがっていません。それでも利益を上げなければいけないので、企業は人件費を削減する方向で進んでいます。
つまり、、、今まで働けていたような無駄な人材は削減され、付加価値のある人だけが生き残っていくのです。
付加価値を出すのに必要なのは「新しい知識」と「新しい価値観」です。
新しい知識を得れば、価値のあることを思いつく土壌となります。
新しい価値観を得れば、社会の変化を受け入れることができるため、変革に対応できるのです。
読書会であれば、本や人から、新しい知識や価値観を得られる機会になるのです。
本から学ぶことを習慣化すべきと感じているから
本から学ぶことは普遍的な学び方です。
本から学ぶ歴史というのは、古くは平安時代の書き写しから始まります。
その後、明治維新の原動力となった私塾では、本を題材にして学ぶことが主な形式でした。
さらに、現代の教育を振り返ってみても、教科書を使って学ぶことがほとんどです。
このように、本から学ぶことは普遍的であり、なくなることがないのです。
現代はスマホやタブレットなどのデバイスが多くあり、本を読む時間は減少傾向にあると考えます。
そのため、本を読むことを習慣化するためにも読書会を開催することに決めたのです。
本を通して学ぶ場を作りたいから
一人で本を読むには読める本にも限界があります。
そのため、多くの人が集まり、本を紹介し合うことで、自分では決して読まなかった本から学ぶことができるのです。
読書会のように多くの方が集まって、読んだ内容の本を紹介し合うことができれば、より多くの知識を本から学ぶことができるでしょう。
読書会を開催することにより、多くの本から効率的に学ぶことが可能なのです。
東京の読書会と普通の読書会の違いとは?
東京の読書会を開催している理由を達成する為にも、東京の読書会は普通の読書会とは違い、多くの工夫を凝らしています。
東京の読書会が普通の読書会と異なる点はなんなのでしょうか?
東京の読書会は20代・30代限定の読書会
東京の読書会の特徴の1つが20代・30代限定であるということです。
20代・30代限定の読書会は、2000年以降に成人・社会人になった世代のことを言います。つまり、ミレニアル世代の読書会ということにあります。
私の読書会の参加者はほとんどが20代です。
なぜ、20代・30代限定なのでしょうか?
それは、現在の20代・30代が、従来の世代と価値観が異なるからです。
実際に20代・30代の世代とそれ以外の世代では、物欲・仕事観など、あらゆる物が違います。
読書会で多くの世代が混ざり合ってしまうと、相手の価値観を受け入れない方が参加してしまう可能性もあり、非常につまらないのです。
個人的な感想ですが、ミレニアル世代は上司と話す時も窮屈な思いをしている方も多いはずです。
自分のやり方で仕事がしたいのにできないことや、少しでも違ったことをやろうとすると怒られたりと、価値観に合わない慣習に縛られている可能性が多いのです。
それなのに、読書会でも価値観が合わない方と話して何が楽しいのでしょうか?こういう思いから、私達は年代別の読書会を開催して、お互いが価値観を受け入れやすいような工夫をしています。
同世代だけで何かをしたいと思う野心
また、年代別の読書会にしているのは、同世代だけで何かをしたいという野心もあります。
私達が朝活を始めた時は20代だけの朝活・読書会は存在していませんでした。
「どうせなら、同世代で集まる何かがしたい」
「世間ではゆとりと呼ばれる世代だからこそ、意識の高い人たちで学びあう環境を…」
「折角の休日なのに、年の離れた人と会話するのは上下関係が発生して疲れる…」
そういう思いで、年代別の読書会の主催を始めました。
同じ世代の方が集まるので、「自分と同じ年なのにこんなに本を読んでいるんだ…」と言った刺激を受けることも出来ます。
また、会社にいる同期とは違った繋がりも出来るので、新鮮さもあります。
生き方の違う同年代の会話は一番の刺激になります。そのため、私達は世代を限定するためにミレニアル世代限定としているのです。
本や人からの刺激を目的にした読書会
私達の読書会は参加者が刺激を受けて成長することを目的としています。
刺激には二種類あります。出会ったことのない本からの刺激と出会ったことのない人からの刺激です。
読書会では出会ったことのない本から刺激が得られます。
読書会の形式は、課題本形式と自由に本を持ってくる形式があると解説しました。
私達の読書会は課題本を決めて読んでくるのではなく、お互いに持ってきた本を紹介するスタイルで進めていきます。
課題本を定めてくることで知識を深めることが出来ますが、私達の読書会は「刺激」をテーマにしているからです。
読書会の参加者がオススメの一冊を持参するスタイルを取ることにより、あなたが普段選ばない本と出会う刺激を得られます。
また、毎回同じメンバーの会社・毎回同じメンバーの学校など、同じメンバー同士というのは刺激が生まれにくいです。
私達の読書会は、出会ったことのない人からの刺激を目的にしています。
つまり、参加者間で刺激が生まれるように工夫をしたり、毎回来ている人が違った側面をどんどん持てるようになっていき、お互いに刺激を与え合うようなサイクルにすることを目指しています。
読書会に参加したことがキッカケで読書会を通して人生を良くしていくことができれば、お互いがお互いに刺激を与え合うことが可能で、私はそれを目指しています。
毎週開催しているので読書習慣が身につきやすい
唐突ですが、主催している私は、あまり新しいグループに入るのが苦手なんです。
新しいグループに入るときって「どういう人がいるのかな?」「ちゃんと話せるかな?」と非常に気疲れしますよね。
毎週開催していれば、参加者の方が参加したい日に勝手に来るだろうということを意図して毎週開催しています。
気に入ってしまえばそのサークルに参加していれば、新しい人と出会うメリットや、読書を習慣化するメリットなども簡単に得ることができます。
一回参加すれば大体の雰囲気がわかりますので、緊張し気疲れすることもありません。
さらに、私も人見知りなので、人見知りの方の気持ちはわかっているつもりです。そのため、初参加で緊張している方には上手く対応できればなと思っております…。読書会って本当に良い会ですからね。
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