
本日も読書会を開催いたしました。
本日は7名の方にご参加頂きました。ご参加頂きありがとうございました。
紹介して頂いた本
7つの習慣・天才・声優など多くの本を紹介いただきました。ありがとうございました!
7つの習慣
成功するにはどうしたら良いかがまとめられている本。
もともと気になっていたが、本が厚いから遠ざかっていたが、紹介されて読み始めた。
家庭とか友人関係などの成功にもフォーカスしているので、ビジネスマン以外にもお勧めできる本。
自己啓発書のトップ3に入るくらいお勧めできる。読んだ瞬間にエネルギーをもらえる、行動したくなる本。その場で納得して勉強した気になるのが普通の本だが、この本は味わい深さが違う。実際にそうしようと思わせる力があった。
なんでそういう違いがあったかというと、効果的なプレゼンテーション。相手に影響を与えるプレゼンテーションには、感情的な結びつきが必要、相手のことを考えながら行うと、良いプレゼンテーションになる。同じような作用が働いている感覚がした。この本の先に、対話している感覚になれる。向こうがこっちのことを理解しているように思わせる。自分の心に響いて、本を介してではあるが、人間的なつながりができて、本をもっと読んでみようと思った。
天才!
一般的にすごい結果を出した人は、どういう性格で、小さい頃はどういう風な性格でという、その人自体に着目されがちではあるが、努力だけでなく、環境や周りの育成の環境が大切であるということを書いた本。
カナダのアイスホッケーの選手。カナダのアイスホッケーのプロ選手を見ると、博士の奥さんが、この人たちすごい法則あると言われて、記録を見ていると共通点があった。それがなんだろう?という話。
答えは1月・2月・3月生まれが多かった。
めちゃくちゃ多いわけではないが、一般的な分布と比べれば多い。
何故か、早生まれの人は、同じ学年でも運動能力が異なる。日本で言えば、4月生まれの人の方が運動能力が高い。
カナダの小さい時の選抜は、運動能力の差が影響してくる。カナダは1月からスクールカレンダーが始まるから、その人たちというのは、12月生まれの人とは差が生まれる。
10,000時間の法則。1万時間はカップラーメンが20万個できる。1日3時間やったら10年くらいかかる。1日8時間かかる人が多いけど。1日24時間走れば1年で終わる。1万時間やったら戦えるフィールドに行ける。ビルゲイツ・スティーブジョブズ・エリックシュミットも1万時間PCをやった。突破したので、ITの波に乗れた。
自分も研究で1万時間超えても、意味がないなと思う。この本を読んだ時に、自分の周りの環境を考えるようになった。どこでも一生懸命にやることは考えるが、一生懸命にやって何を得られるのかを考えた。別のことを考えてみたりするキッカケになった。
声優魂
声優さんから勧められて読んだ。声優は儲からないということがわかる本。
声優は職業ではなく、人生。声優という生き方そのものだ。声優さんって儲かる人でも数百万で、大体みんなアルバイトしながらやっている。勧めてくれた人も、脇役の方をやっている方で、ファミレスのバイトをしながら、なんとか食べていける位。
他の声優さんからも勧められた。声優は人気のある職業で、専門学校にも行く人が多い。声優は役が決まっているが、それに対して現在の人数でも圧倒的に多い。レッドオーシャンのように競争が激しい。すごく限られたところに、俳優や芸能人を目指すよりも、更に難しい。
ナレーターとか映画の吹き替えとかの仕事。大塚明夫さんも元々俳優。父親のコネを使って、偶然声優として成功した。
ストーリー工学
脚本家でゲームシナリオライター。007は二度死ぬのチーフ助監督をやっていた。ちなみに、スペクターの最後と女王陛下の007を比べるとおもしろい。今のスペクターと昔のスペクターが同じようなものではない。オクトパスという映画で、ペン先から硫酸が出てくるのがモンブラン。
ストーリー工学とは、工学というものはストーリーを作る上であるのか?いわゆる感性の世界で作り上げるものだが、論理とか数理で作るものではないというイメージではあるが、そうではない。秘伝としてストーリーの作り方があると思われるが、無意識的に踏んでいる型を解き明かそうという本。
ストーリーの工学は、弁証法。設定して、反対のものを出してきて、新しいものを生み出す。大体みんなそういう風なもので作られている。タイタニックでも、主人公が抑圧や迫害を受けて乗り越えている。小さなものも大きなものも4回くらい乗り越えてクライマックスに行く。
最近の映画やアニメもそうなっている。一定の構造がある。ストーリーにもいかに面白いものを作るかという時に得るものがある。
大前研一 世界を知る6つの講義
ブレイクスルー大学院大学で行なわれている講義のまとめ。
シンガポールの発展に関わった著者。シンガポールは観光立国になるべきだと言っていたが、知らねーと思って放置していたら、勝手に真似していた。
経済のトレンドとビジネスモデルに集約した本。パナソニックが衰退した話や、Airbnbの話等、また、中国の発展や東南アジアが今こんなに伸びているのか?という話をする。
図を多用している。産業の垣根を超えたセコムの話もある。テスラモーターも、何故従来の自動車会社とは違うのか。
宇宙の話をしている。ジェフペゾスもブルーオリジンを個人マネーで買っている。それまでの宇宙は政府が主導でやっている。今は民間の企業がコストカットしている。例えば、スペース Xやブルーオリジン。ロケットを発射するが、先端は宇宙に送るが、それ以外は地上に戻ってくる映像がある。スペースXはぴったり戻る。ブルーオリジンはホバリングして戻る。使い捨ての下の部分が戻ってくるので、大幅にコストカット。
オービタル・サブオービタルの宇宙の行き方。
サブオービタル=5分だけ宇宙にいる。その後自由落下でパラシュートで落下する。数年後に実現する。3000万円。7人もしている人がいる。元電通の人。10年後には1500万になる。一生に一度3000万円払う人も結構いるんじゃないか。
オービタル=一週間宇宙に行き戻ってくる。30億円。10年後には3億円になる。ただ、予約は入っている。
なんで、このようなことが起こるのかというと技術革新。全部国がやっていたから、無駄なものが削減できなかった。また、火星への片道切符も20万人の応募があったりしている。
世界一の金持ちになってみろ!
堀江貴文さんの本。2004年に出た。前書きの部分にインターネットを普及させようとした時に、インターネットでビジネスをやろうとした時にNTTの光ファイバーの配線を三回は曲げられないから、二箇所までにしてくれと言われた。工事も二週間や1ヶ月かかると言われ、半年かかって、当時ADSLで1.5Mbsしかでなかったが、やっとの思いで、当時光ファイバー導入できた。
しかし、その後、有線放送ネットワークという会社が光ファイバー曲げ放題で、穴を開けないで導入できるということをやっていた。それをやると、NTTも対抗せざるを得ない。
2004年の本だから、ライブドア株の宣伝もあって、面白い。2004年の話なのに、インターネットと金融の結びつきも描いてある。金融はただの数字。インターネットが加われば、今までのシステムが大きく変わる。いずれそういう結びつきが出てくると書いてある。しっかり予言しているなと思った。
銀行は古いシステムを作っている。NTTデータが作っているシステムが古い。銀行コード4桁と、支店コード3桁。つぶれたり新しくできたりすると、支店コードが足りなくなる、1000個までしか数えられないシステムと運用コストもかかる。当時のNTTデータの売り上げの30%が銀行のシステム代。だから振込みに手数料がかかっていた。
銀行の口座を開くのはオンラインでできるようになってきたが、インターネットが金融業界に入ってきたら、日本の古い体質を捨てていかないと、遅れていく。
ディズニーランドの一人勝ちはリサーチをして、新鮮なアトラクションを作っている。アトラクションを結構開発している。今いる位置にとどまらない姿勢というのは大切なのではないか。