「読書会って社会人で行っても意味があるのかな?」
「忙しいのに読書会に参加するのって必要?」
残業続きで休日は寝るためにあるような方の場合、読書会に行く暇すらないと思います。
忙しい人だと、読書会に参加する時間がもったないと感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、読書会に参加することがもったいないと感じている人は、損している可能性が高いです。
社会人が読書会に参加すると、読書したのと同じ効果があり、社会人が読むべき本が分かり、社外の人から刺激を受け、自分の社会人生活を振り返えり、転職に役に立つなどのメリットがあります。
もし、あなたが読書会に参加することが無駄だと思っているなら、上記のメリットを得ることができずに、成長することもなく、ずっと今の会社の中だけでで生きていくことになるかもしれません。
私も読書会を6年以上主催してきて、これまで4000名以上の方と会い、自分自身が考える読書会のメリットを十分に理解しています。
今回は、読書会に参加しようか迷っている社会人向けに、読書会に参加する社会人が得られるメリットを解説します。
この記事で学べることは?
- 社会人向けの読書会に参加しない問題点が学べる
- 社会人が読書会に参加するメリットが学べる
- 社会人が読書会に参加するのにおすすめの読書会が学べる
社会人が社会人向けの読書会に参加しない問題点「話が合わない」
そもそも読書会には、
- 社会人向けの読書会
- 学生のみが参加できる読書会
- 年代を分けていない読書会
という風に、年代で分けられていたり、年代で分けられていないものがあります。
社会人が社会人向けの読書会に参加しない最大の問題点は「話が合わないことです」
お互いにバックグラウンドが違う人が読書会で集まるわけですから、前提となる知識や文化が違えば、深い話はできません。そのため、もしも読書会が初参加の場合は、社会人向けの読書会に参加して、「話が合って楽しい」という感覚を得るのが良いかなと個人的には思います。
主催者という立場で参加している私の経験的にも初参加の場合は、なるべく年代が合う読書会のほうがミスマッチがないと感じます。
年代が違うと
- 話についていけない
- 話題が浮いてしまう
- 読んでいる本もテーマが違う
と言ったことになりますので、極力、同じ年代の読書会に参加したほうが良いでしょう。
つまり、社会人は社会人向けの読書会に参加したほうが良いのです。
社会人が読書会に行くと得られるメリットは?
社会人が読書会に参加すると得られるメリットは数多いです。
ここでは、私が主催している東京の読書会を例に取り、読書会のメリットを解説したいと思います。
忙しい社会人でも読書会に行くと本の要約から学べる
「読書量と年収の関係は?読書と年収が相関する理由を調べてみた」でも解説していますが、読書をすると年収があがるという相関関係があります。
しかし、忙しい社会人の場合は、意識が高くないと本を読む時間をつくれません。
実際に、私も読書会を主催する前だと、本を読むのは1カ月に1冊くらいだったと思います。全然本を読むことができませんでした。
しかし、読書会を主催してから、本を読む習慣を得られたのと同時あることに気付きました。当たり前ですが、読書会に参加しているだけで、読んでいない本の内容を知れるのです。
「書評「読んでいない本について堂々と語る方法」読書会は最強の読書法説」でも解説していますが、本はすべて読まなくても知識が抽出できれば読書したことに近いです。本に求めるのが情報だけであれば、他の参加者が本を紹介してくれれば情報を得られます。つまり、紹介を聞くことも読書をしたことと同じなのです。
忙しい社会人でも読書会に参加すれば、本の要約を5冊〜10冊分の紹介が聞けます。言いすぎかもしれませんが、5冊くらい読んだのと同じなのです。
社会人が読むべきな本を読書会で知ることができる
社会人になった多くの人が読書の必要性を理解するでしょう。
私の場合は、会社の先輩も本を読んでいるし、上司も本を読んでいるので、本を読む=社会人と思うくらい、読書している人に囲まれていました。
しかし、会社の中で社会人が読むべき良書について紹介されることはめったにありません。
20代の社会人なりたての人は自分の人生設計をしっかりと考えるべきです。そのため、ノウハウ系よりは世の中の流れがわかるトレンド系の本を読んだ方が良いと思います。
しかし、会社の人が読んでいる本は技術者や資格の本が多いです。会社の仕事をうまくやるための本でなので、会社の人から人生設計に役に立つ本を紹介されることは少ないです。
つまり、会社にいると社会人が読むべき良書がわからないのです。
しかし、社会人が読書会に参加すると、他の社会人が読んだ社会人全般にとって読んでおいた方が良い本を紹介してくれる可能性が高いです。
私の読書会では読んでおいてよかった本を持ってくるようにお願いしています。
その結果、20代社会人として読んでおきたい良書に出会う可能性も高くなるのです。
社外の人からの刺激が得られる「人からの成長」
社会人になると、家→電車→会社の往復になり、なかなか社外の人とつながる機会はありません。
実際に、社外のつながりを持とうとしなければ、会社の人とずっといっしょにいることになってしまうので、刺激から成長することがないでしょう。(尊敬する人が会社にいれば成長します)
読書会に参加すると、社外の人とつながる機会があります。
社外の人の中で自分よりとは全く違うキャリア形成で知識も豊富な方と会えれば、刺激を受けられる可能性が高いです。
他業種・他業界の話は「転職の情報収集になる」
読書会は転職に役に立ちます。
自分が転職したい業界の方がいれば、その方からお話を聞くことにより、業界のことに詳しくなれるので、転職の面接の時に話すことができます。
さらに、読書会で聞いた内容や知ったことを面接の場で話すことで、面接官の人に「よく考えている」と思われることもあるでしょう。
実際に、読書会に参加してから転職活動をした方は、読書会で得た知識が役に立ったと言っている方が多いです。これも社会人が読書会に参加するメリットでしょう。
社会人向けのおすすめ読書会の探し方は?
社会人が読書会に参加するメリットをたくさん解説しました。
- 本の要約が学べる
- 読むべき本が学べる
- 人から刺激を受けて成長できる
- 転職の情報収集になる
読書会を主催している身で、こんなことを言うのも恐縮ですが、「読書会は最高の社会人勉強の場」だと思っています。読書会に参加することはメリットだらけで、逆に参加しないと損をしているということなのです。
しかし、世の中には社会人向けの読書会がたくさんあります。それでは、どのような読書会が社会人にはおすすめなのでしょうか?
初参加の場合は少人数の読書会がおすすめです
社会人で読書会に初参加する場合は、少人数の読書会がおすすめです。
なぜなら、主催者との距離が近いからです。
1度、人数が多くなりすぎてしまい、主催者である私とは別卓で、初参加者同士の読書会となってしまったことがあるのですが、沈黙が続いたり、一人の人が喋りすぎていたりと、最悪な読書会になっていました。
主催者との距離が近いと、話が途切れることも少なく、非常に活発な読書会になります。少人数であればあるほど、参加者の話のコントロールもできるため、一人の人が話しすぎることもなく、良い読書会になります。
特にカフェで開催している読書会の場合は、カフェの雰囲気もあり、話しやすくなるのも事実です。
世代が近い読書会を選ぼう
先程も言ったように、世代が近い読書会でないと、話が合わなかったりして面白くありません。
読書会は極力世代が近い読書会を選ぶと良いでしょう。
20代・30代前半の方なら、私が主催している読書会もおすすめです。興味がある方はどうぞ。
社会人は読書会に参加しないと損している?
社会人が読書会に参加しないと、本の要約から学べる・読むべき本を理解できる・刺激を受けられるといったメリットを受けることができません。
また、冷やかしや出会い目的で参加してもメリットは得られないでしょう。
出会い目的の方は出会いを推奨している読書会に参加すると良いと思いますが、読書会を勉強目的で参加する場合には、メリットを得られる可能性があります。
厳密に言えば読書会ではなくても社外のつながりを作れます。
社外のつながりは通常会社にいたら得られない刺激をたくさん得られます。
読書会であれば本をテーマに人と話すので、話しやすいです。
読書会に興味がある人は参加してみましょう!
以上、社会人が読書会に参加するメリットとは?「参加しないと損です」を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。